小さな開拓者よ、社会を動かせ。

Entry
キービジュアル

迅速で正確な検品

工房

Seidai Asano

部長代理

2021年10月中途入社

JOB TYPE:

WORKSHOP

INTRODUCE

営業が買い取ってきた中古の宝石。直径4mmしかない小さなサイズの石もあるという。それらを磨き直し、形を整え、再び価値を高めているのが工房で働く浅野だ。ルビー、サファイヤ、エメラルド…色石によって違う硬さや性質を見極めながら、研磨する位置や角度を決めていく。一発勝負が続く現場で日々、神経を尖らせながら技を磨き続けているのだ。

ROAD TO BIG

工房 浅野誠大

成長の軌跡

01.

WHEN I WAS YOUNG... SMALL DAYS

図工で粘土にハマったのがきっかけ。
美大では金属加工を学んだ。

母が額縁を売るお店に勤めていたこともあり、小さい頃から動物や植物の絵を描くのが好きだった。図工の授業をきっかけにハマったのが、粘土細工。次第に立体物を作る方が楽しくなってきた。進学した美大では金属加工の専攻を選んだ。「理由は単純ですよ。重厚感があるし、熱を使うし、カッコよかったから。」モノ作りの世界で仕事をしたいという想いはその頃から漠然とあった。そんな浅野が選んだ就職先は、熱帯魚や爬虫類を扱うペットショップだった。

02.

OPEN THE WAY TO THE FUTURE SMALL STEP

何百万円もする小さな石に触れる。
他ではできない経験だと思った。

「作品のモチーフが動物や植物だったので、その構造や理解をより深めたかった。」ペットショップを選択したのは、モノづくりへの探究心からだった。だが、1年ほどで退職することは最初から決めていたという。「あくまで勉強の一環でした。再度、就活を始めた矢先で出会ったのが、貴瞬だったんです。」志望動機は好奇心だけだった。「何百万円もの価値が付くような宝石に触れることができる。そんなワクワク、なかなかないですよ。」

03.

WHEN THE GOING GETS TOUGH, THE TOUGH GET GOING. BIG HURDLE

研磨機の操作だけではない。
“当て感”を体で学ぶ修行の日々。

当然、入社当初は何から手をつけていいのかわからない。研磨機の角度設定やスピード調整は操作として理解できたものの、手に持った宝石を自ら研磨機に当てていく。「基本は先輩から教えてもらいましたが、“まずやってみよう”という教育方針でした。最初は驚きましたが、今思えばそれは正しくて、“当て感”は体で覚えるしかないんです。」エメラルドを使い、オーバルカットと呼ばれる楕円の形状に整える研磨とリカットを繰り返し、技術を体に叩き込む修行が続いた。

GOING TO BE
BIG ONE.

2万人のバイヤーが集まる宝飾展で、
自分がリカットした宝石が並ぶ。

入社から約1年。数ミリの単位でリカットの角度をコントロールできるようになり、満足のいく加工ができるようになった。その技術は次第に、希少性の高い宝石の研磨にまで活かさせるようになった。例えば、アウイナイトという青い石。ピンセットで挟むだけで壊れることもある繊細な石だが、イメージ通りの加工に仕上げられるほど腕を上げた。現在、浅野が加工した宝石は国際宝飾展にも並べられ、世界中のバイヤーが買い付けするまでになった。

OUTLOOK: TO THE BIG RESULT

世の中が求める定番を作り続け、
海外展開をさらに盤石にする。

「定番のものをコンスタントに作り続けること。」地味かもしれないが、貴瞬の成長を加速させるためには、世の中の需要に応えていくことが第一優先だという。それに加え、工房は他部暑と比べて少人数体制。下手に新たな領域に手を出せば制作ペースが乱れ、成長を妨げる恐れもある。自ら研磨・リカットした宝石が世界中に広がろうとも、本来の目的は決して見失わない。品質の良いものを再現性高く生み出し続けるため、工房で宝石と向き合い続ける日々はまだまだ続く。

KCC・センター長

兼 社長室

髙橋 佑太

YELL TO
“BE A BIG PERSON”

上司からのエール

下積み時代、空き時間を見つけては
技術を磨き続けてきた努力家です。

入社当初から、早くスキルを上げたいという意欲が伝わりました。空き時間があれば、研磨に取り組んでいましたし、終業後も外部の研磨教室に通っていた努力家です。おそらく通常の2倍以上のスピードで技術を習得しているのではないかと思います。国際宝飾展に並ぶ高額な色石やジュエリーのリカットは彼が担ってくれており、欠かすことのできない存在です。日々、商品開発陣とも熱い議論を交わしながら制作する姿を見て、頼もしく思います。

GO INTO DEEPER WORLD